第72号 1兆ドルコーチ

    
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第72号 1兆ドルコーチ

 

 

こんにちは!
YUIコーチです。

今、「1兆ドルコーチ」という本を読んでいます。

シリコンバレーで企業コーチとして伝説になっているビル・キャンベル
の実録ですが、本のタイトルも帯も強烈!
スティーブジョブスを始めグーグル・ユーチューブ・フェイスブックの
CEOたちが絶賛!て大きな文字で書かれています。
コーチなんて言葉は知らなくても、GAFA代表達が絶賛てなんだろう?
1兆ドル稼げるの?と思ってしまいましたが、まぁ刺激的な装丁です。

ですが読み始めてみると刺激的というより本質を貫く働きかけの実録!
著者は、チームワークとリーダーシップの教鞭を取る大学教授ですが、
曰く「最先端の研究」のはるか先をいく考え方だと言っています。
でもね、
決して新しくない、日本人にとっては古の馴染みある考え方です。

お話は別の世界ですが、日常でも仕事でも使えるヒントが満載で今ある
関係性を思い返したり、何より自分のココロにグサグサきていてハマっ
ています笑

 

Be GIVER(与える人になる)


このビルという人物は、ご自身も有能で成功した方でしたが人生を他人
のサポートに捧げたような方でした。

皆、人に優しくしたりサポートする方が良いというのはわかっています。
でも、自分の利益を度外視してまではなかなかできないものです。
ビジネスではもっとシビアです。
自分の利益を優先させる「テイカー(奪う人)」が報われる感覚が常識
ですから。

皆さんの周りに「与えてくれる人」はいるでしょうか?
一見、優しくよくしてくれても、それは自分の成功のため、という方や、
ここまでと決めている方などが多いのではないでしょうか?
そうしたことが当たり前の中で、ビルは違っていたようです。

彼は「ギバー(与える人)」

人を信頼し、与え続けた特異稀なる人物でした。

そうして、多くの友人から信頼され、愛され、競う相手同士であっても
思いやりと尊重で、違う関係性を築くことができました。

アメージング!


Nipun Mehta’s pay-forward


このアメージングの感覚、去年聴いたNipun Mehtaさんの講演でも味わ
いました。
彼はアメリカで様々なプロジェクトを通して“優しさの実験”を行なって
いる団体Service Spaceの創始者で、オバマ元大統領の側近の一人でした。

彼が何をし続けているかというと、ペイフォワード。
今もひたすら、奉仕をし続けている人物です。
それで団体は成長し続け、仲間が増え続け、成功した人です。
曰く。
勿論テイカーも成功する。だけど彼らは成功すると孤立する。
ギバーが成功すると自立した仲間が広がるんだよって言っていました。

サポートすることは、良い人などというレベルではなく、きれいごとでも
ない事実を彼は言っていました。

人の最良の部分を最大限に引き出すために、どうサポートできるか?
どこまで寛大にサポートできるか?

そんなことを考えながら聴いていたら、私は苦しくなっちゃいました。
すると、なぜかニプンさん150名ほどの聴衆の中で私をじっと見つめて言
いました。(私にはそうとしか思えませんでした)

「苦しくても負けるな。自分に打ち勝ってやり続けるんだ」

まさにアメージング!涙が出て止まりませんでした。


ギバー

ペイフォワード

英語だとなんだかカッコよくて新鮮ですが、日本語だってあるのですよ。

それは「恩送り」

誰かに受けた恩を違う人に与えるという意味だそうです。
我らの祖先は、150年前くらいまでは当たり前にこうした行動を取ってい
たのだそうです。
ならば、日本人の中にはDNAにも刻まれているかもしれません。

本からも、ニプンさんからも、祖先からも

目覚めよ!ギバーへ

最近、私の頭の中は、そんな言葉がグルグル回っています。


人生を考えた時、そりゃあ良き仲間と繋がりたいですものね。
ニプンさん、その仲間とは感謝のネットワークであるとも仰っていました。


心の中は、誰にも見えません。
欺くことも、取り繕うことも、あさ飯前です。

誰かに見せることはないけれど、私は私のために磨いていきたい。



美しく、優しき、ギバーへと。




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