第57号 主体的に生きる
こんにちは!YUIコーチです。
春爛漫。
如何お過ごしですか?
新元号が発表され、私は未来への淡い期待を感じたりしています。
それと同時に、天皇陛下がご自身の役割について述べたお言葉を聴き、
胸にずしっと響きました。
「国民の象徴として、自分の役割をどう果たすかをずっと考えながら行ってきた。」
(そのとおりではありませんが、こうしたお言葉だったと思います)
以前、秋篠宮妃、紀子様を間近に拝見することがありました。
それは誰がどう接するのか全てが仕組まれ、SPらしき人々の圧迫感を感じながら、ご本人はもちろん、周りで見ている人間もシナリオ通りにしていなければならならず、心底驚きました。
そして、言われるがままに振舞う紀子様はまるで操り人形に思え、ご自身の主体性を排除し、受身で演じなければならないのが皇室なのかと思いました。
ですが、陛下のお言葉を伺い、決して受身ではなく、国民のために主体的に考え、例え受身に見える行動でも、信念のもとに行動し続けて来られたのだと改めて理解しました。
TVで、陛下や皇后のお姿を見て、感動を覚えて泣いてしまうことがありましたが、国民のために働く主体的な意志があっての行動だったことが以心伝心で伝わってきていたのかもしれません。
「主体的に生きる」
さて、あなたはいかがでしょう?
ご自身の信念のもと、どのくらい主体的に生きていますか?
日々の仕事や行動を、やらされている、もしくは、やらねばならないから
していると感じますか?
それとも、自分からしている、したいと思ってしていますか?
私のもとには、基本、達成したい夢や希望を持つ方達が現れます。
将来、どんなふうになったら良いと思いますか?
あなたが、こうなったらよいなあという未来は?
そう尋ねると、最初は楽しそうにご自身の夢を語ってくださるのですが、
どっこい、こんなことを言い出します。
「そんなこと、できるはずないだろう」
その理由は
「やらなければならないことがたくさんあるから」
「お金がない、時間がない、もう歳だから」
等など、自ら、できない理由をあげ連ねて否定していくのです。
一方では、こうなったらいいなと思い、
一方では、無理に決まっていると打ち消している。
選ぶも選ばないも勿論、ご本人の自由です。
ですが、どうでしょう?
他人の指示や命令に従って行動しても、その人はあなたの人生に責任を取ってはくれません。
何かに困って誰かに相談して、とりあえず、その人の言うとおりにしてみても
その結果の責任を取るのは、ご自身です。
できない理由をあげてみての自己説得は、その時は、ほっとするかもしれませんが、これからも何も変わらない人生が待っているということです。
こうなったらいいと思いながら、何も変えず行動を起こさず、思い通りに行かないのが人生だなどと嘆いても、仕方ないのです。
結果的に考えても、人生で一番大切なのは、あなたの意志と決意であり、そうした生き方が「主体性のある生き方」ではないかと思います。
偉そうに言っていますが、勿論私も現在進行形でそうした生き方をチャレンジしている一人です。
以前、私自身、逃げたいくらいの迷いの不安にいる時がありました。その時に、師匠である牛島先生からいただいた宝物の文章があるので、シェアします。
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あなたが幸多き未来を送れるよう「深謀遠慮」という言葉を送ります。
道を選んで行く時、必ずいろいろな迷いや悩みが生じることでしょう。
その時、大切なのは、その迷いや悩みから逃げようとせず、その克服に専念することから始めることです。
何事もそうですが、そのことに専念することが大切です。
迷いや悩みは千差万別ですが、それらを自分ごととして分析せず、解決しようとしないがために、あれやこれやと「条件」をつけてしまうことを自分を見失っている状態といいます。
解決法が見えない状態は辛い時期ですが、それらに真摯に向き合い、行動することで人生を大きく好転させていくことも可能になります。
何事も分析し、その本質を見極めることをせず、表層を見ているだけでは、物事の本質も自分自身も見えてこないものです。
自分にはその根本を見据える力が備わっていると信じてください。
その力を決して、自己不信の中に埋もれさせないでください。
先んず,自分に自信を持ってください。
その上で強い気持ちを持ち、毎日を率直にみつめ、自分を失うことなく頑張ってください。
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By 牛島日出男先生
今もデスクの上に飾ってある私の宝ものの言葉です。
人が、馴染みのある今から突破し、前進していくことは困難な道かもしれません。結果だって、わかりません。
ですが、安直に生きて、後で後悔するより、困難な道でも、自分の意志で人生を創り続けていきたいものだと思います。
最後にもう一つ、牛島先生からのお言葉を。
私は、「自分の人生という作品を創っていくのだ」という心構えを持ち、日々を過ごすことが必要だと思って今日まで生きてきました。
あなたにもそういう人生を歩んでいただきたいと強く願っています。