コーチングお悩み相談室
Q. 子どもにわぁーっと言い始めると止まらなくなって、つい言い過ぎてしまう時やイライラがおさまらない時の気持ちの立て直し方。自分の親など、周りからあれこれいろいろな意見を言われ、落ち込んでしまいそうな時、自分の考えのままでいいんだと自信をもてるような気持ちの持ち方を教えてください。(小2女児)
さて、2つの質問にお応えしていこうと思いますが、どっちも「あるある!」でしょう?
つい怒鳴っちゃうことって、あるある!
ダメ出しばっかり言わないでよって、あるある!
コーチングは、自動反応しちゃう自分から、望ましい対応ができる自分になる、
コミュニケーションの筋トレです。4月から開催する講座にぜひ、お越し下さいね。
さて、か~っとなったとき、どう対処するか?
こんな時に大切なのは、自分が「感情的になっている」と気づくこと
とても大切なことですよ。
で、冷静になった時にご自身の本当に伝えたかった「思い」を考えてみて欲しいのです。
出来事を正そうという思いの奥には「子供をよりよくしたい」という思いがあるはず。
通常、私たちは、子供への願いは口にせず、その事柄だけを正そうと言葉を発しますが、
冷静になって、整理できたのちに、子供もご自身も平常心であるときに、もう一度、対話することが大切だと思います。
又,かっとなった時って、自分の感情コントロールを学ぶとても良い機会です。
以前、私の顧客だった精神科医に教えて頂いたコツは、自分の思いに気づくことだそうです。
そのために、こんな取り組みをしてはいかがでしょうか?
1、一日の終わり(寝る前など)に今日の自分の行動を振り返る。
腹が立ったこと、悲しかったこと、嬉しかったことなどを思い返し、例えば「なんで腹が立ったのかな?」と 振り返ってみてください。
コツは、自分はダメだ、とか、こうさせなくっちゃ、などは考えないことです。
ひたすら、自分の本当の思いはなんだったのかを考えることに徹しましょう。
(例)子供がゲームばかりしていて、ちっとも宿題せずにいる姿にカッとして怒鳴った。
→なんで、私、どなったのかな?
→決められたことをせずにいたら、あすも将来も、困るでしょ?と思った。
→なんで、そう思ったのかな?
→子供がちゃんと生きていけるようになってもらいたいのに、いうことを聞かない子供を見て、 わかってもらえずに悲しかったなあ。
例では「悲しかったんだ」という思いが根っこにあったことになります。
ここで、どうしたらよいか考えずに、ああ、悲しかったんだなあ。
という思いで終わり。
そして、自分を慈しんでください。
これを3ヶ月位、続けてみませんか?
怒る自分の本当の思いがわかってくると、瞬間的に反応している時に、心に「間」ができてきます。
この一瞬の「間」が、感情的に反応しようとする自分を瞬間止めることにつながり、どう対処したら、
どう思いを伝えられるかを瞬間、考える隙間が生じてきたら大成功!反応行動から対応行動へのステップになります。
2.呼吸を意識する
かっとなった時、自分の呼吸に意識を向けてください。
浅い呼吸になっていることが多いので、 その場を離れられたら離れ、自分のなかで「吸う~、吐く~」だけを唱えて、深く呼吸することだけに意識を向けます。 落ち着いてきたら、成功。
呼吸瞑想もあるくらいですので、通常時に意識的にしていくことがオススメです!(私もしています)
3、自信の持ち方
自分は自分で良いのです。誰が何を言おうとも!人の意見にぐらつくのは、人の意見に左右されて物事を決めたり、評価したりしているから。他人に認められて嬉しいのは、言うまでもありませんが、自分がどうしたいのかまで他人の言うままになると、常に他人の意見にグラグラしてしまいます。これを他人軸といいます。
自分がどうしたい(自分軸)を創るには、自分がどうしたいのかを考え、必要な知識の学びをし、自分自身で決めていくことです。自分がどうしたいかに沿って、人のアドバイスも取り入れていくこと。不要なら、ありがとうと感謝はしても、採用する・しないは自分が決めることです。
「自信」は自分を信じるチカラを持つこと。子供は親の背中を見て育つと言いますが、あなたが自信をもつことを、子供が一番良く観ていると思います、そして、子供自身の人格形成学習をしています。
講座のご依頼で「子供の自信を高めるには?」というテーマをよくいただきますが、大人であるあなたが、自分自身をどう信じていくか、本当に大切なことですよ。
あなたは、自信をもつために何が必要でしょうか?
ぜひ、考えてみてください。
さて、か~っとなったとき、どう対処するか?
コーチングは、自動反応しちゃう自分から、望ましい対応ができる自分になる、
コミュニケーションの筋トレです。
4月から開催する講座にぜひ、お越し下さい