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第65号 クライアント力 

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こんにちは
YUIコーチです。

今年もあと僅かになってきましたね。
時節柄、コーチングセッションでクライアントさんによく問いか
ける質問があります。

「今年の自分を振り返ってみての感想はいかがですか?」

すると・・・、

「子供ができた」
「転職した」
「普通だった」
「とんでもない事件に巻き込まれた」
など、皆さん、スラスラ実際に起きた「事柄」を伝えてくれます。
その時にどう感じたかなども含めて、今年のトピックについて、ひ
としきり盛り上がったあとまた聞きます。

「その出来事があなたに教えてくれたことは何ですか?」

すると

「???」

今度は、答えません。

そんな様子に、コーチの私は心の中でニンマリ。
クライアントさんがよく考えられるよう、沈黙します。

すると、
「私にとって、新たな人生の1ページがひらけた年だった」
「神様が何かを教えてくれたのかもしれないな」
など答える人もいれば、
「わからないなあ」
と言う方もいたりします。

この質問、わからなくても良いのです。

でもね「わからない」と言われると、駆け出しコーチだったころの
私は「失敗したー!」とドキドキしていました。
クライアントさんが答えられない質問はコーチとして失格だと思い
込んでいたのです。
そうした思いは相手にもなぜか伝わって、質問したら必ず答える、
みたいな窮屈なセッションだったと思います。

その頃から随分、時間が経った今
「わからない」と言う答えも「アリだ」と思えるようになりました。

コーチが全てアリだと言う雰囲気を醸し出すと

クライアントさん、どうやらホッとするのです。
安心して、自由に考えられるようになっていきます。
すると、わからないと言っていた方が数回後のセッションの時に
「ゆいちゃん、分かった。今年の出来事が私に教えてくれたのは・・」
なんて言ってくれることも起こりました。

コーチングセッションとは、クライアントが自ら考え、どう行動したら
良いかをサポートするサービスです。

そこで大切なのは、考えるスペースを提供していくことにあります。
そうした「考える」道具であるのが質問です。
コーチングを学んでいる時は、いつ、どこで、どう質問するか?など
質問テクニックを学ぶことに意識を向けていましたが、実は、質問に
は、質感が2種類あると最近思うのです。

一つはその場において、答えが出る質問。
もう一つは、その場で答えが出ない質問。

この答えが出ない質問、
答えが出せないと、クライアントさんの頭の中はモヤモヤ。
ですが、答えを探そうと脳みそは動き続けます。
(これって、自動的にそうなっているらしいですよ)

人は自分から見たこと、自分が感じたことから物事を捉え、考えます。
例えば揉め事を聞いていると、同じ出来事でも立場によって全く違う真実が
そこにはあって、皆、自分が思ったことこそが真実だと思い込んでいます。
同じ出来事を経験しても、それをどう捉えたかは千差万別なのです。

そういう「これだけ!」というものの見方捉え方に、違う視点を持ち込む。

それがコーチの仕事です。

自分が感じたこと、判断したことが唯一の真実ではないと自覚することは
重要です。

なぜなら、いくつもの考え方、見方ができれば、その先の選択しもまた増え
ていくからです。

こうした捉え方を獲得していくことがコーチングを受けるメリットの一つでは
ないかと思います。

客観視できることは「クライアント力」を高めること、なのです。

今年の出来事を振り返ってみてください。

その出来事は、あなたに何を教えてくれましたか?

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