鈴木結子ブログ記事

私の仕事物語パート2 「信頼」について学んだこと

投稿日:2017年1月19日 更新日:

人って、仕事でもプライベートでも、関わり合って生きています。

「関わり」を例えると、まるで人の海みたい! 人は誰しもその海の中を泳ぐ魚。
遠く、遠くまで泳ぎ続ける魚もいれば、限られた小さな世界で泳ぐ魚もいます。
そんな「関わり」という海を泳ぎ続ける私達。
私の20代を振り返ると、営業になる前は、小さな世界をぐるぐる回る小魚。
職場は先輩や上司ばかりで、毎日同じ人達と、穏やかな世界に住んでいました。

ところが、営業になってからは「小魚、旅に出る!」みたいな感じ。
激変することを全く予測できず、旅にでちゃった。
ま、井の中の蛙だったから、大海を知らず。仕方なかったなあと思います。

そんな私が、最初に「え?」と思ったこと。
新たに雇った私の代わりの事務員さん。

同じ年の女性でした。

この方、当初は心を開いてくれず、必要最小限のコミュニケーションしか取ってくれませんでした。
表面は穏やかで従順。でもなんとなく冷たい関係。
それを変えたのも、凄腕上司の存在でした。
自分が育てられた時と違い、人を育てるのをこの時はつぶさに観ました。
どう関わると、どう変化するのか?
その女性の心が開かれ、育ち、仲間になっていく課程をつぶさに見たのです。
具体的には私を育てた頃と同じ。
自分から挨拶し、相手の行動をよく観察して強みを見つけ、褒めて育てていました。

ただ、自分が育てられた時は夢中で気づかなかったのが、仕事を「任せる」行為。
単に任せず、本人ができる分量を見極め、少し負荷をかけて任せるのです。

間違った時は正すのではなく「どうしたらいいだろうね~」と笑顔で問いかける。
考えさせ、自ら修正するのをうながしていました。
そして、できたことを認め、伝え、更に期待を伝える。
このコミュニケーションサイクルを回し続けていたのです。
すると本人は、どんどん仕事を覚え、自信のある態度に変化していき、
更に私との関係も大きく変化させました。
(勿論良い雰囲気にね)
人の育て方。関わり方の基本を叩き込まれたのは、この上司のおかげだったと思います。

誰しも、ダメなところもあり、良いところもあります。
自分が上の立場ならば「こうして欲しい。こうすべきだ」と指示・命令は当然です。
でも、こちらの思い通りにならない相手を見たときに、どう接するか?

正そうとするのではなく、叱らず、一緒に考えていこうというスタンスを貫いていく。
本人のダメなところより、良い特性に焦点を当てて接していく。
自分の正しさを押し付けず、相手の立場をよく考える。
そして、相手の理と利を見抜いて接していく。

案外、難しいのではないでしょうか?
そんな時間、ないよ!と思うかもしれません。
でもね、その上司、めちゃくちゃ忙しい人だったのです。
少ない時間のなか、関わる「今」を大事にする。
漠然と接しず、相手に対してアンテナを張っていくと、できるのです。

私は、顧客への接し方も、その後、チームを育てるリーダーになった時の接し方も、
新人研修を任された時も、嫉妬からの意地悪な行動を取る社内の上役への接し方も、
困った時は「あの上司だったら、どう考えるだろう?」と思い、手本にしていきました。

それから、もう一つ。

 上司から学んだ最も大切なことは「自己管理」です。

嫌だと感じた相手と同じ土俵にたたない。
気持ちはムカつくので、言える相手も必要です。
そうした関係を身近につくっていくのも関係性の大海を泳ぐ知恵です。

そして、その相手に対しては、目的思考を貫く。
私の仕事がうまくいくには、この人にどうして欲しいのか?

この1点に集中しながら、今、起こっている現実は何か?
その人の感情って何が起きているのか?をよく見極めていく。

どうしたら、思い通りになる道があるかを考える。

その上で、交渉していく。コミュニケーションを交わしていく。

正義をかざしたって、人は動かないのです。
嫌だろうがなんだろうが、その人を動かせるポイントは何か?を考え続け、関わっていく。
その為には、自分の感情をよく知った上でコントロールして、接していくこと。
常に同じ態度で接することの大切さを思い知ったのです。

そうした効果はというと。
当初、全く相手にされず、1年近く受注できなかったのが、3年後には5000万級の仕事を
電話一本で受注できる程、顧客との信頼関係を築けるようになりました。

当時の男性社会の常識は、自分のスキル、発言力、影響力を磨き、チカラを武器に
人をねじ伏せることだったように思います。
勝負しても勝てないと最初から悟った私が挑戦し続けたこと。

それが「関係性」を変える。
負けて勝つ挑戦でした。

今回もお読みいただき、ありがとうございます。
人生の軌跡と学んだこと。 あなたの仕事、日常に活かすヒントがあれば幸いです。

次回は「社長から学んだこと」をお届けします。

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